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AMDが新世代CPU「Ryzen 7000」シリーズを日本で発売!最新アーキテクチャ「Zen 4」搭載で性能大幅向上!

AMD(本社:アメリカ)から、最新アーキテクチャ「Zen 4」を採用するメインストリーム向けCPU「Ryzen 7000」シリーズの国内発売が日本時間2022年9月30日19時より販売開始されました。
最新アーキテクチャ「Zen 4」を搭載することで、大幅に性能が向上しており、新しいインターフェイスやグラフィック機能の内蔵、ソケットの変更など、新たな進化を遂げています。

Zen 4の概要

  • 最新アーキテクチャ「Zen 4」搭載
  • DDR5メモリやPCI Express 5.0などの最新インターフェイス対応
  • シングルスレッド性能29%、マルチスレッド性能48%向上
  • ソケットの変更(Socket AM5)

シングルもマルチも性能の大幅向上

シングルスレッド性能が29%、マルチスレッド性能が48%向上しています。これは、「Zen 4」アーキテクチャの採用やブーストクロックの上昇、さらにTDPとPPTの増加によるものです。

グラフィックス機能が内蔵!

Ryzen 7000シリーズは、DDR5メモリやPCI Express 5.0、AVX-512拡張命令などの新機能に対応しています。さらに、cIODにはRDNA 2ベースのグラフィックス機能が内蔵されており、グラフィックスカードを別途用意することなくディスプレイ出力が可能です。

ソケット変更

Socket AM4からSocket AM5への変更が行われました。これにより、CPUの互換性は失われましたが、CPUクーラーの互換性は維持されています。また、AMDは少なくとも2025年までSocket AM5を使用するとしており、Socket AM4と同様に長寿命なプラットフォームが期待されます。

チップセット

対応チップセットは、「AMD X670E」、「AMD X670」、「AMD B650E」、「AMD B650」の4種類がラインナップされています。Eの付いたモデルは、グラフィックスカードとストレージがPCI Express 5.0に対応し、無印モデルはストレージのみの対応になります。
今後のアップグレードを考慮するのであれば、Eの付いたモデルを選択することがお勧めです。

モデルラインナップ

第1弾として発売されるのは、以下の4モデルです。
・Ryzen 9 7950X (CCD×2構成)
・Ryzen 9 7900X (CCD×2構成)
・Ryzen 7 7700X (CCD×1構成)
・Ryzen 5 7600X (CCD×1構成)

これらのモデルでは、TDPはRyzen 9シリーズが170W、それ以外は105Wとなっており、いずれもCPUクーラーは別途用意する必要があります。AMDは、Ryzen 9シリーズには240~280mm以上の水冷ユニットを、Ryzen 7/5シリーズにはミドルレンジ以上のタワー型空冷ユニットを推奨しています。

まとめ

新世代のRyzen 7000シリーズは、性能向上や新機能、ソケットの変更など、多くの点で進化を遂げており、今後のパソコン市場に大きな影響を与えることが予想されます。新たなインターフェイスやグラフィック機能の内蔵、ソケットの変更など、これまでのRyzenシリーズとは一線を画す性能と機能を持っているため、パソコンの性能向上を望むユーザーには魅力的な選択肢となるでしょう。今後もAMDの動向に注目していきたいです。